(2811) 認知症, 会話で察知2017/10/17 02:20

日経の報ずる処によると, 奈良先端科学技術大学院大学の荒牧 英治特任准教授らは. 日々の生活で交わす会話から認知症の兆候を調べるソフトを開発したと言う.

認知症は発症すると治すのが難しいが, 加齢による物忘れなどもあって症状が出る前の異変に気付き難い.

然し, このソフトを活用する事で, スマートフォン (スマホ) や家庭用ロボット, 家電のマイクを通じて音声を解析し, なるべく早く医師の診療を促す事が可能になる.

2 年以内にも実用化し, 予防や早期の治療に繋げる.

認知症は高齢者を中心に全国で 500 万人弱の患者がおり, 患者予備軍も 400 万人は存在すると見られている.

発症前の早い段階で手を打てば症状を改善したり進行を遅らせたりする道を探れる訳である.

開発したソフトは, マイクで集めた音声の語彙や言葉の並びをコンピューターで解析し, 僅かな異変を見付ける.

認知症の兆しとして, 言葉の順序がおかしく複雑な文が作れなかったり, 語彙が少なく表現が乏しかったりする点に着目したと言う.

京都大学の医学部と共同で, 認知症だった 20 人とそうでない 20 人で試した実験では, 7 割の正答率で見分けている.

先ずはスマホの通話を生かす方法を想定し, 応用ソフト (アプリ) の開発を目指す.

コンピューターの問い掛けに声で答えて貰う方法も検討する.

家電や, 家庭向けのサービスロボットにソフトを組み込み, 会話の変化を見守るアイデアだと言う.

認知症の診断は, 会話や運動の様子, 脳の撮影画像などから医師が判断している.

ソフトは診断まで出来る訳ではないが, 普段の生活で逸早く兆候を捉え, 病院に罹るきっかけになる.

発症の兆しは本人も気付き難い.

また, 家族がおかしいと思っても本人に診察を勧めるのを躊躇い, 病院に行くのが遅れ易い.

ソフトの判定で受診を促せれば, 認知機能の低下を早期に発見出来ると期待していると言う.

Have a nice day!
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