(2838) 家族の苦言2017/11/13 02:24

日経夕刊に 「あすへの話題」 と言うコラムがある.

過日, 歌手の森山 良子さんが表題のエッセイを寄せていた. (以下引用)

50 年に亘って仕事をしてきて, 良い事も沢山あったけれど, 凹んでいた時代も長かった.

若き日に人を愛し結婚し至上の愛に生きて行こうと思った事もある.

然し, 上手くは行かなかった.

世間ではこれを 「失敗」 と呼ぶのだろうが, 当の本人は失敗とは思っていない.

何時もこんな調子だから, 子どもたちに叱られる.

私が 「まあ, 皆元気に自分の人生を生きているんだから, それでいいんじゃないの. それが一番大事な事」 と言うと, 子どもたちから 「反省がない」 と叱られる.

家族とは有り難いものだ.

もし 1 人だったら, 暴走してあらぬ方向に突っ走り, 周りから疎んじられる存在になって仕舞うかも知れない.

先日, 尊敬する人生の先輩と食事をした. 社会で大きな役割を果している人だ.

「僕は何時も家族に叱られるんだ. だから気を付けているんだ」 と開口一番, そうニコニコと話した.

とてもパワフルな人だからこそ, 普段は思った通りに発言し, その通りに進もうとする.

然し, その類希なるリーダーシップも, 時にはご家族によって良い意味で制御されているとの事.

何時も言われるのは 「威張らないの」 「自慢しないの」 「人の悪口は言わないの」 だそうだ.

奥様も横で笑っている.

そんなエピソードが微笑ましくてお酒も進み, 楽しい食事になった.

家族の助言, 苦言は大事だとつくづく思う.

「うるさい」 と一蹴するなんて以ての外.

他に誰が言って呉れるだろう. 誰にも何も言われなくなった時の事を考えると少し恐い. (引用終り)

以上, ここには, こころの繋がった温かい家族の姿がある様に思うのである.

今は存在する事が珍しくなってしまったが, 丸い 「ちゃぶ台」 を囲んで一家揃って食事をした頃の風景が想い出されるのである.

座間で起った 9 人もの殺人事件, 犠牲者のこころは家族と繋がっていなかったのではないか?

家族よりも, 全く顔も知らない SNS の他人の方に拠り所を求める...これからも世の中はその様な繋がりが増して来ると懸念される.

「遠くの親戚より, 近くの他人」 と言う言葉があるが, SNS は 「近い様でも遥かに遠い, 遠い他人」 である筈なのだが...

「寅さんの時代」 は遠くなってしまったのだろうか?

Have a nice day!
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