健康小話

中央大と慶応大は, ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞなどのｳｲﾙｽを取り除く事が出来る蛋白質の微小なﾁｭｰﾌﾞを開発している.

ﾁｭｰﾌﾞの中にｳｲﾙｽが取り込まれて出られなくなるとの由.

ｳｲﾙｽを通さないﾏｽｸなどに応用出来るとみて, 5 年懸けて効果を検証する計画と言う.

開発したﾁｭｰﾌﾞは, 唾液などに含まれるｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞｳｲﾙｽを取り込む.

ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞｳｲﾙｽ約 25 万個を含んだ 0.5 ﾐﾘﾘｯﾄﾙの水に, 新開発のﾁｭｰﾌﾞを 0.6 ﾐﾘｸﾞﾗﾑ混ぜた処, 1 - 2 秒でｳｲﾙｽを略 100% 除去出来た事が確認されている.

人が咳をした時に出る唾液などの飛沫には, 約 5 万個のｳｲﾙｽが含まれるとされる.

ﾏｽｸに 0.6 ｸﾞﾗﾑのﾁｭｰﾌﾞを埋め込んでおけば 5000 回の咳で吐き出した飛沫中のｳｲﾙｽを総て取り込めると言う.

ﾁｭｰﾌﾞの太さは約 1 万分の 8 ﾐﾘﾒｰﾄﾙで, 長さが約 40 分の 1 ﾐﾘﾒｰﾄﾙ.

蛋白質などを層状に重ねたﾁｭｰﾌﾞの内側に, ｳｲﾙｽを捕えるｼｱﾙ酸を含んだ蛋白質を付けた.

ｼｱﾙ酸が, ｳｲﾙｽ表面に突き出した蛋白質と結合して逃げられない様にする.

中央大理工学部の小松 晃之教授と慶応大医学部の石井 誠講師らのﾁｰﾑが開発した.

将来的には, 咽喉に塗ってｳｲﾙｽが体内へ入るのを防ぐ薬などにも応用出来ると見ている.

ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞは地域や年によって異なるﾀｲﾌﾟが流行する.

感染予防にはﾜｸﾁﾝが使われるが, ﾜｸﾁﾝがｳｲﾙｽの型に合わないと効果を発揮しない.

然し, 開発したﾁｭｰﾌﾞはどの型のｳｲﾙｽも吸収出来, ﾀｲﾌﾟが変っても利用出来ると言う.

昨日の朝のﾆｭｰｽでやっていたが, ｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞが流行期に入った様だ.

私が訪問ﾏｯｻｰｼﾞで訪れている或る介護施設もｲﾝﾌﾙｴﾝｻﾞの患者さんが発生, 暫く外部の人間は出入り禁止となった.

ｳｶﾞｲと手洗いを忘れずに!

Have a nice day!
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