(2977) 親族間犯罪, 動機は 「将来悲観」 最多2018/04/01 02:37

日経の報ずる処に拠ると, 全国の警察が 2014 年に摘発した親族間の殺人・殺人未遂事件や傷害致死事件は計 272 件で, 動機は 「将来を悲観」 が全体の 3 分の 1 で最も多かった事が, 警察庁の調査で判明したと言う.

また, 被害者は 「父母」 が 3 割を超えて最多だった由.

なお, 年間を通した詳細な分析は今回が初めての様だ.

同庁は, 親族間を含めた犯罪被害者への給付金制度の見直しに向け, 専門家を交えた有識者検討会の初会合を開催し, 原則一部しか認めていない親族間の事件での支給対象拡充や, 重傷病者への支給対象期間の延長など 4 項目について検討を加え, 夏頃までに提言を纏める考えであると言う.

14 年に摘発した親族間の殺人・殺人未遂事件や傷害致死事件のうち, 被害者は 「父母」 が 33% と最も多く, 「配偶者」 が 27%, 「子」 が 25% だった.

被害者と加害者の約 8 割が同居し, 被害者が生存している場合は, 事件後も 7 割近くが同居を続けていた.

動機は "介護疲れ" や "金銭困窮" などによる 「将来を悲観」 が最多の 33%. 痴情の縺れや金銭トラブルによる 「不仲・トラブル」 が 25%, 「加害者の心神喪失等」 が 21% と続いている.

全国の警察が 16 年に摘発した親族間の殺人事件 (未遂も含む) は 425 件で, 殺人事件全体 (770 件) の 55% に上る.

殺人事件全体が減少する中, 678 件で同 44% だった 1979 年と比べ, 割合は上昇していると言う.

夫婦や父母, 子供などの親族間の事件は, 現在, ドメスティックバイオレンス (DV) や特段の事情を除いて, 犯罪被害者への給付金が原則不支給となっているが, 見直しも含めて検討される.

所謂, 「尊属殺」 と言うものは, かつて重罪とされていたが, 殺人事件の過半が親族間によるものとは一寸意外な感じがしないでもない.

然し, 「骨肉の争い」 と言う言葉もある様に, 一旦, 感情の縺れが生じて仕舞うと, その想いは複雑かつ苛烈なものへと奔ってしまうのだろう.

尤も, 北朝鮮の金 正男暗殺などは, これとは全く無縁のものではあるが...

Have a nice weekend!
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