(2982) クローン作製効率向上2018/04/06 02:57

培養過程に 3 種類の化合物を使う事で, クローンマウスの作製効率を最大約 25% まで高める手法を開発したと, 近畿大や京都大などのチームが発表している.

絶滅危惧種の保全や医療用の実験動物作製への応用が期待される.

同じ遺伝情報を持つ動物を作り出す体細胞クローン技術では, 核を取り除いた未受精の卵子に, クローンを作りたい個体の体細胞の核を移植する.

出来たクローン胚を仮親となる雌の子宮に入れ出産させる.

然し, 核移植後に起こる様々な不具合の為, 出生率は極めて低く, クローン胚を 100 個入れて, 1 - 数匹が生まれる程度だった.

チームは, 単独使用でクローン作製効率の改善が確認されているトリコスタチン A, ビタミン C に加え, 脱イオン化ウシ血清アルブミンの 3 種類の化合物に着目.

これらを特定の時間間隔や順番で培地に加えクローン胚を培養すると, 健常なクローンマウスの出生率が約 15 - 25% に向上したと言う.

チームの宮本 圭・近畿大講師 (発生生物学) は 「マウス以外にも応用出来る筈で, 現在はブタで実験を進めている. 簡易な方法で, クローン技術を実用化レベルに効率化出来る」 とコメントしている.

本日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (桜を見詰める翡翠)

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