(3257) iPS細胞で角膜再生2019/01/06 02:11

大阪大学は, 傷付いた角膜を iPS 細胞を使って再生する臨床研究計画を大筋で承認している.

iPS 細胞を角膜の細胞に育て, 患者の目に移植して安全性などを確認すると言う.

今月中にも厚生労働省に計画を提出し, 認められれば 5 - 6 月をメドに臨床研究が開始される.

阪大は心臓病治療の計画が既に厚労省に承認されており, iPS 細胞を使った再生医療研究がそれに続く事になる.

学内の審査委員会で, 阪大の西田 幸二教授らによる臨床研究計画が条件付きで承認されたと言う.

資料を修正して厚労省へ提出し, 外部の専門家らにより妥当性が議論される.

西田教授は 「5 - 6 年後には保険収載し, 患者に届けたい」 とコメントしている.

計画は, 角膜が濁って視力が低下する 「角膜上皮幹細胞疲弊症」 の患者 4 人が対象.

京都大学が備蓄する iPS 細胞を角膜の細胞に育ててシート状に加工した上で患者に移植し, 1 年間安全性を調査する.

角膜が透明になり, 視力が回復するものと期待される.

順調に進めば企業主導の臨床試験 (治験) に移行する考えと言う.

最初の 2 例では患者と細胞で免疫の型を合わせずにシートを移植し, 免疫抑制剤で拒絶反応を抑える.

結果次第で, 残りの 2 例で免疫の型を合わせるか如何かを決める計画である.

iPS 細胞から作るシートには免疫細胞を刺激する物質が余り含まれておらず, 通常の角膜移植に比べて免疫拒絶反応が起き難いとみている.

移植した細胞が癌化した場合は, 手術で切除して薬物治療も行なうとの由.

本日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (ルリビタキ雄)

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