(3281) アオウミガメ, 温暖化で ♀ 増加2019/01/30 02:43

オーストラリア北東部沖の世界最大のサンゴ礁 「グレートバリアリーフ」 北部に生息するアオウミガメの大多数が雌である, との研究結果を米国やオーストラリアの研究者チームが発表している.

ウミガメは孵化時の温度で性別が決まり, 高いと雌になる事から, 気候変動に伴う気温上昇の影響としている.

チームは 「2100 年までに世界の平均気温が 2.6 度上昇すると予想されており, 多くのウミガメが孵化しなかったり, 雌しか生まれなくなったりする」 と警告している.

411 匹のウミガメを調べた処, 比較的気温の低いグレートバリアリーフ南部で生まれたウミガメの雌の割合は 65 - 69% だった.

一方, 気温の高い北部生まれのウミガメは, 幼体の 99.1%, 成体前の亜成体で 99.8%, 成体の 86.8% が雌で, 北部で雌が多く生まれる傾向は 20 年以上続いていると言う.

海水温暖化はサンゴの白化現象のみならず, アオウミガメにも影響を与えている様である.

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