(3358) メタボ防ぐ蛋白質, 治療薬開発へ2019/04/17 03:21

メタボリック症候群や糖尿病の発症を防ぐ新たな蛋白質 「Fam13a」 を, 神戸薬科大 (神戸市) の江本 憲昭教授と池田 宏二准教授のチームが発見している.

これは, 体内の血糖値を下げるホルモン 「インスリン」 の正常な作用を助ける蛋白質で, 発症を予防する新しい治療薬の開発に繋がると期待される.

チームによると, 人は太ると脂肪細胞が肥大してインスリンの作用が弱まり, メタボリック症候群などの発症リスクが高まる.

然し, 肥満でも健康な人もいる為, これまでは肥満と発症の詳細なメカニズムは解明されていなかったと言う.

チームは, 通常のマウスを太らせた際に, 脂肪細胞で極端に減少する Fam13a に注目.したのである.

分析した結果, インスリンが正常に作用するのに必要な別の蛋白質が分解されるのを, 阻害する働きがある事が判明した.

遺伝子を操作して, Fam13a が欠損する様にしたマウスは, 普通でも軽いインスリンの作用不全が見られ, 肥満させると, 血糖値が著しく上がる様になった.

一方, 脂肪細胞に Fam13a が多く出来る様にしたマウスは, 血糖値が上がり難く, 糖尿病などになり難かったと言う.

池田准教授は 「マウスと同様のメカニズムが人にも存在すると推察出来る. 太っても Fam13a が減少しない様な新薬の開発に生かして行きたい」 とコメントしている.

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