(3403) 動物内でヒト臓器2019/06/01 02:36

東京大の中内 啓光特任教授らは, 人間の臓器を動物の体内で作る研究を日本国内で開始する計画である.

文部科学省が年内にも研究を解禁するのを受け, ブタの体内で人の iPS 細胞から膵臓を作る研究に取り掛る.

将来は移植医療への応用を目指している.

中内氏は米スタンフォード大教授を務め, 研究を禁止されていない米国でヒツジの体内で人の臓器を作る実験に取り組んでいる.

国内では明治大の長嶋 比呂志教授らと協力し, 人に近いチンパンジーの臓器をブタの体内で作る研究を開始している.

将来の再生医療への応用に向けては, 人の細胞を使った実験が必要になるが, 中内氏は 「解禁されれば直ぐにでも実験を始めたい」 とコメントしている.

実験では, 先ず遺伝子操作によって膵臓が出来ない様にしたブタの受精卵を作る.

受精卵に人の iPS 細胞を注入し代理母となるブタの子宮の中で育てる.

上手く条件を整えれば, ブタ胎児の体内で人の iPS 細胞から人の膵臓が出来る可能性がある.

中内特任教授はラットの体内でマウスの膵臓を作り, 糖尿病のマウスを移植治療する事に成功している.

日本では現在, 動物の受精卵に人の細胞が混ざった 「動物性集合胚」 の研究を規制し, 動物の子宮の中で育てる事を禁じている.

文科省の専門委員会は 1 月, 動物体内で人の臓器を作る研究を認める事で大筋で了承している.

意見公募などを経て年内にも研究の解禁が正式に決まる見通しと言う.

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