(3415) 癌細胞をウイルスで退治, 幹細胞使う新手法2019/06/13 02:06

癌を倒すウイルスを幹細胞で運ぶ新たな治療法の研究が注目を集めている, と日経が報じている.

癌が増殖しようと幹細胞を呼び寄せる性質を利用し, 癌を狙い撃ちにすると言う.

副作用や転移を抑える可能性があると期待されている由.

兵庫医科大学の久保 秀司准教授と米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の笠原 典之教授らは, 癌に集まり易い新たな 「癌ウイルス療法」 の研究に取り組んでいる.

久保准教授によると 「抗癌剤を癌へ運ぶのではなく, 人体に害のない物質を抗癌剤に変える酵素を癌細胞に作らせる」 と言う事の様だ.

抗癌剤は手術や放射線と並ぶ治療法だが臓器を疵付けたり, 免疫の働きを落したりする副作用がある.

因みに, 過日紹介した様に, 癌免疫薬 「オプジーボ」 などの新薬でも副作用を起こす恐れはあるとされている.

そこで, 抗癌剤を直接投与しない方法として注目されるのがウイルス療法なのである.

ウイルス療法は遺伝子組み換え技術を使い, 癌細胞を壊して周辺の癌細胞にだけ感染する様にしたウイルスを体内に投与する.

従来法はこうしたウイルスだけを投与するが, より副作用を抑えて効果的な手法が求められていると言う.

兵庫医大などが注目したのがウイルスの運び役として 「間葉系幹細胞」 を使う方法だ.

癌は増殖の為に様々な細胞を呼び寄せるが, 間葉系幹細胞もその一つ. この中にウイルスを入れて体内に投与し, 癌細胞だけに感染させる戦略を描く. 運び役となる物質は他にもあるが, より効率的だと期待されている様だ.

ウイルスが感染すると癌細胞の中で増え, ある酵素を体内で作る.

酵素は体内に入れた別の物質を抗癌剤に変えて癌細胞だけを殺す.

マウスの実験では癌への感染を確認出来ていると言う. 将来の臨床試験を目指している.

一方, 自治医科大学の内堀 亮介特命講師と小沢 敬也客員教授は, 脳腫瘍の治療を目指したマウスの実験で, 癌を小さくする効果を確認したと言う.

また, 全身への転移を抑える事も期待出来るとの由である.

実用化への課題は, 安全性の確認や量産時の幹細胞の品質の保証だ.

安全性は特に重要で 「癌に集まる事で, 却って増殖を助ける恐れもある」 (内堀特命講師).

欧米や中国も研究に取り組んでいるが, 日本の方が細胞を傷め難いウイルスを用いており 「効果が期待出来る」 (久保准教授).様だ

本日のカット写真提供 : 下平 宏 氏 (アジサイ)

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