(3448) 「延命より痛み緩和」 6 割2019/07/16 03:16

末期癌などで終末期を迎えた際, 延命治療ではなく, 苦痛を取り除く緩和治療を希望する人が 6 割に上る事が, 日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団 (大阪市) の調査で判明している.

但し, 自身での意思決定が困難な場合に備え, 治療法を家族などと話し合った事があるとした人は約 4 割に止まっている.

同財団は予め家族と話し合う事の必要性を訴えている.

調査は一昨年 12 月, 20 - 79 歳の約千人を対象に実施している.

「人生の最終段階でどのような治療を受けたいか」 との設問には, 「生命を長くするより, 痛みを取り除く治療を希望」 が 58.1% に上ったと言う.

「苦痛が伴っても病気に対する治療 (延命治療) を希望」 との答えは 10.9% だった.

また, 「分らない」 は 18.3% を占めた.

男性より女性の方が緩和治療を希望する割合が高く, 年齢が高くなるほど緩和治療の割合が高まった.

厚生労働省などは, 本人が意思表示出来ない場合に備え, 治療法などを家族や医師と決めておくよう指針で示している.

調査で, 家族と話しあった事があるか聞いた処, 「詳しく話し合っている」 (7.1%) と 「一応話し合っている」 (35.5%) を合わせ 4 割に止まり, 「話し合った事がない」 が半数を超えた.

同財団では 「健康な状態では緩和治療を望んでいても, 重大な病になれば意思が変る可能性がある. 意思決定が出来る段階で身近な人と繰り返し話し合う必要がある」 と指摘している.

「終末期を自宅で過したいか」 との問いには, 7 割以上が自宅を希望した.

「自宅で過ごしたいが, 実現は難しいと思う」 と答えた割合が前回調査 (12 年) に比べて 20 ポイント以上減り, 在宅医療への理解が徐々に進んでいる様子が判明した.

配偶者の死を巡る質問では, 「自分が先に死にたい」 が 62.7%. 男性 (78.3%) は女性 (49.9%) を大きく上回った.

同財団は 「男性の方が配偶者喪失による悲しみからの立ち直りや, 家事が行えるのかと言う点で不安が大きい」 とみている由.

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