(3476) アルツハイマー病治療に光, 免疫細胞使い進行抑制2019/08/13 02:34

脳内の 「ミクログリア」 と言う免疫細胞をターゲットにして, アルツハイマー病を治療する研究が相次いでいる.

これまでは病気の原因となる物質とされる 「アミロイドベータ」 などを減らす研究が主流だったが, 有効な結果が出ていなかった.

札幌医科大学はミクログリアの機能を高め, 症状の進行を抑える事にマウスの実験で成功している.

また, 京都薬科大学は骨髄細胞からミクログリアを作り, マウスの記憶障害を改善させたと言う.

治療薬の新たな標的となる物質を探す動きが広がる中, 多くの研究者はミクログリアに着目している.

この免疫細胞はアミロイドベータなどを排除し, 神経細胞を守る物質を分泌する. 然し, 過剰に働くと神経細胞を攻撃する.

また, 加齢と共に機能が低下すると, アミロイドベータ が蓄積し易くなる由.

札幌医科大の下浜 俊教授らは, ミクログリアの機能を高める研究を進めている.

アミロイドベータが溜まり易いマウスに 「ガランタミン」 と言う物質を 2 カ月間与えると, ミクログリアの働きが活性化し, アミロイドベータの沈着を抑える事が出来た.

下浜教授は 「他の薬と組み合わせればより多くのアミロイドベータを排除出来る」 と期待している.

また, 京都薬科大の高田 和幸教授らは, マウスの骨髄細胞の培養環境を工夫し, ミクログリアに近い細胞を育てた.

マウスの脳に注射すると, 脳に定着してアミロイドベータを減らし, 記憶障害が改善したのである.

同大はシンガポールの研究所と共同で, ヒトの iPS 細胞からミクログリアに近い細胞を作った.

遺伝子解析で, よりミクログリアに近い事が判明, 脳内で長く生存し, 機能が続くとみている.

今後, マウスに移植する計画と言う.

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