(3579) 病気遺伝子絞り込み AIで解析2019/11/24 01:33

京都大学の川口 修治助教と松田 文彦教授らは, 病気の原因となる遺伝子の特定に役立つ手法を確立したと言う.

人工知能 (AI) を使い, 原因遺伝子である可能性が高い順にランク付けする事が可能となる.

新手法を目の難病である網膜色素変性で試すと, 従来は患者の 3 割しか分らなかった原因遺伝子が, 5 割までカバー出来る見通しが立ったと言う.

AI の医療応用の幅を広げる成果である.

近年, 人のゲノム (全遺伝情報) が安く解析出来る様になり, その解析結果から病気の原因遺伝子を見付ける研究が進んでいる.

ただ, 病気によってはゲノムだけで総ての原因遺伝子を見付けるのは難しいと言う.

ある一つの遺伝子の変異が原因で発症するものの, その遺伝子は患者によって異なり, 同じ病気でも複数の原因遺伝子がある例などだ.

京大チームはこうした病気の一つの網膜色素変性に注目した.

原因遺伝子はこれまでに約 90 個判明しているが, 未だ多数あると考えられている.

先ず, 既知の原因遺伝子でどんな種類の変異が起きているかを調査した.

患者と健常者の計 2600 人超のゲノムを, 機械学習と言う手法でコンピューター解析した.

原因遺伝子で患者特有の変異のパターンを割り出し, 基準となるルールを設定した.

これに沿って原因遺伝子の候補を約 1000 個選んだ.

次に, これらの遺伝子を米 IBM の AI 「ワトソン」 で解析した.

多数の研究論文を分析し, 既知の遺伝子との関連性をもとに, 原因遺伝子の可能性が高い順に候補をランク付けした.

上位 80 個の遺伝子を既知の遺伝子に加えれば, 患者の半数をカバー出来る見通しが得られたのである.

上位にランクした遺伝子は既知の遺伝子と類似度が高く, 他の網膜疾患の原因になっている例が多かったが, 新たな原因遺伝子の有力候補と考えられると言う.

AI の医療応用では, 癌の有無を調べる画像診断で正答率を上げるなどの成果が出ている.

今回は, 未知の原因遺伝子を見付ける研究にも AI が応用出来る事を示したのである.

本日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (カワセミ)

Have a nice weekend!
--------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@jcom.zaq.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.