(3724) 顎の大きさを決める遺伝子2020/01/08 02:37

東京大学の三浦 徹教授や北海道大学の越川 滋行准教授らのグループは, シロアリの顎の大きさを決める遺伝子を突き止めたと言う.

成長の過程で作られる特定のホルモンの濃度が高まった後, 脚や複眼などの構造を決める遺伝子が働き, 顎を大きくしていた.

生物の形と遺伝子の関係を探る新たな手懸りになると言う.

同じ遺伝子を持っているにも関わらず, 女王やワーカー, 兵隊など異なる形態へ成長するオオシロアリを実験に用いている.

脱皮や変態を調節するホルモンなどで, 人為的に形態を操作出来る特徴を有効利用した.

突き止めた遺伝子は 「ダックスフンド遺伝子」 といい, 昆虫では脚や目の構造を決める遺伝子として知られているとの事.

ワーカーのシロアリが兵隊に成長する際, 脱皮などに関わるホルモンの濃度が上昇し, 続いてこの遺伝子が顎を成長させる部位で最もよく働いていた.

関わっているとみられる候補遺伝子は 18 個あった.

研究グループはリアルタイムで働く遺伝子を解析する手法を使い, 中心となる遺伝子を特定出来たと言う.

ダックスフンド遺伝子を働かない様にすると, 顎は大きく成長しなかった.

昆虫の特定部位の大きさが, 如何やって決まるかを, ホルモンとの関係で明確にした例は珍しいとの由.

生物の形態が環境条件によって変化する性質を調べる研究に役立つと言う.

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