(3742) 「オートファジー」 発生の仕組み, その一端を解明2020/01/27 01:46

微生物化学研究所の野田 展生部長と東京工業大の大隅 良典栄誉教授らは, ヒトの細胞内で不要な蛋白質を分解する 「オートファジー (自食作用)」 が起きる仕組みの一端を解明している.

不要物を包んで分解する組織の材料となる脂質を運ぶ蛋白質の特定に成功したのである.

オートファジーは不要な蛋白質を分解して細胞を綺麗にしたり, 栄養源として再利用したりする.

大隅栄誉教授が仕組みを解明し, 2016 年にノーベル生理学・医学賞を受賞している.

オートファジーが起きる詳しい原因が分れば癌や認知症などの治療法の開発に繫がると期待されている.

今回の成果により全容解明に向けて一歩前進した事になるとの由.

オートファジーは 「オートファゴソーム」 という袋状の組織で蛋白質などを包んで分解する.

研究チームは同組織の形成に関わる 「Atg2」 という蛋白質に着目し, 機能を調べている.

Atg2 の一部を結晶化して構造を解析した処, オートファゴソームの膜の成分となるリン脂質が納まるポケットを発見した.

Atg2 が小胞体などからリン脂質を引き抜いて運び, オートファゴソームの膜を作っているとみている.

Atg2 がリン脂質を運ぶ仕組みを更に詳しく調べる事で, オートファジーが起きる原因の解明や再現を目指している.

試験管で人工的にオートファジーが再現できれば薬の開発に役立つと言う.

Have a nice day!
--------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@jcom.zaq.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.

コメント

トラックバック