(3794) ヒスタミン検知し働く人工細胞を開発2020/03/19 01:48

沖縄科学技術大学院大学の横林 洋平准教授と大阪大学の松浦 友亮准教授らのグループは, 痒みなどを引き起こす生体化合物 「ヒスタミン」 だけに反応して特定の遺伝子が働く人工の細胞を開発している.

炎症を起こしている部位で薬剤を放出する治療法などへの応用を目指している由.

通常の細胞では, 蛋白質の設計図である伝令 RNA (リボ核酸) が小器官のリボソームに送り込まれ, 原料のアミノ酸を繫げて蛋白質にしている.

研究グループはヒスタミンと特異的にくっつく人工の RNA を合成して伝令 RNA に繋げ, ヒスタミンがある時だけしかこの RNA がリボソームに入り込めない様にしたのである.

脂質膜で作った直径 10 - 20 マイクロ (マイクロは 100 万分の 1) メートルの人工の細胞の中にこの RNA とリボソームを一緒に入れた.

細胞膜に小さな穴を開ける蛋白質の遺伝子を組み込んだ RNA で実験した処, ヒスタミンがある時だけ細胞膜に穴が開く機能が確認された.

人工の細胞を合成する試みはこれまでにもあるが, 中に入れた遺伝子の働くタイミングを上手く制御する方法がなかったと言う.

研究グループは病気や怪我になった特定の場所で薬物を放出する様な治療技術の基盤になると考えている.

今後, ヒスタミン以外の物質でも遺伝子が働き始める人工細胞を開発する考えと言う.

また, スイッチ役の物質が少量の場合でも検知出来る様, 感度も高めて行くとの事.

本日のカット写真提供 : 下平 宏氏 (ベニマシコ雄)

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