(3816) 認知症リスク, 細身の人高く2020/04/10 02:45

日本人の痩せている人は, 認知症になるリスクが標準体形の人に比べ最大 72% 高い, との研究結果を千葉大などの研究グループが発表している.

欧米では肥満の人が認知症になり易い, との研究結果が発表されており, 日本人は逆の結果になっている.

日本人は, 認知症リスクを高める糖尿病を, 痩せていても発症する体質である事が背景にある, とみられると言う.

この研究は約 40 の大学や研究機関が参加する一般社団法人 「日本老年学的評価研究機構」 (東京・台東) が実施した.

高齢者 3696 人を対象に 2010 年から約 6 年間追跡調査し, うち 338 人が認知症を発症した.

体重 (キロ) を身長 (メートル) の 2 乗で割った体格指数 (BMI) が, 「18.5 未満」 の高齢者を痩せ形, 「18.5 - 24.9」 を標準体形, 「25 - 29.9」 を肥満, 「30 以上」 を高度肥満と分類し, 発症率との関連を調べた.

標準体形の認知症の発症リスクを 1 とすると, 女性の痩せ形は 1.72, 肥満は 0.82, 高度肥満は 0.61 となり, 太っている人ほど発症リスクが低かった.

男性の場合は痩せ形が 1.04. 女性ほど差は大きくないものの, 標準体形より発症リスクは高かった.

肥満は 0.73, 高度肥満は 0.91 だった.

一般に, 認知症のリスクを上げる要因となる糖尿病は, 肥満の人が罹り易い.

痩せている人の方が認知症の発症リスクが高いという今回の調査結果について, 担当した山梨大大学院の横道 洋司准教授は 「東アジア人の体質が関係している」 と指摘している.

東アジア人は欧米人と比べると血糖値を下げるインスリンの分泌量が少ない.

肉食文化の欧米人に比べ, 歴史的にインスリンを必要とする肉や脂肪を食べて来なかった事などが原因とみられる.

このため東アジア人は痩せ形でも欧米人に比べ糖尿病になり易い.

一方, 筋肉が落ちる事で認知症の発症リスクが高まる可能性もあるという.

横道准教授は 「体重を落として筋肉まで減ると, 脳を刺激するホルモンが減少するなどの悪影響がある」 とコメントしている.

日本人の場合, 痩せる事で糖尿病に罹り難くなる効果が欧米人より小さく, 筋肉の減少で認知症の発症リスクが上がる影響の方が大きくなってしまう可能性があるという.

痩せ形の人の発症リスクの上昇幅に男女差がある事について, 横道准教授は 「女性が認知症になると, 料理が苦手な男性が介護するケースが多く, 筋肉が更に落ちる事に繋がるのではないか」 とみている.

Have a nice day!
--------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@jcom.zaq.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.