(3840) 「ミニ多臓器」, iPS 細胞から2020/05/04 02:40

東京医科歯科大学の武部 貴則教授らは, 人の iPS 細胞から, 肝臓や膵臓が胆管で腸と繋がった 5 ミリ角ほどの 「ミニ多臓器」 を作る事に成功した, と発表している.

移植後に体内で長期間働く臓器を実現出来るとみて, 10 年以内に人の患者への移植に漕ぎ着けたい考えと言う.

また, 創薬研究などにも役立てる事が出来る由.

武部教授らは, 先ず iPS 細胞から原始的な腸の構造を作り, 腸の前方と中部から細胞の塊を採取.

2 種類の細胞を接触させて 60 日ほど酸素の多い特殊な環境で培養すると, 境界部分からミニ多臓器が育った.

また, 肝臓で分泌された液体が胆管を通り, 原始的な腸へ流れ込む様子を確認する事も出来たと言う.

更に, 胆管に異常がある遺伝病の症状の再現にも成功している由.

武部教授は 「複数の臓器が原因の病気は多い. 今回の成果が仕組みの解明や治療法開発に繋がる」 とコメントしている.

Have a nice holiday!
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