(3917) 加齢に伴う聴力低下, 蛋白質の劣化で2020/07/20 02:58

順天堂大学の神谷 和作准教授らは, 歳を取ると進行する 「老人性難聴」 に特定の蛋白質の異常が関わる事を突き止めたと言う.

音を感じる耳の細胞が死ぬのが原因とみられていたが, その前に蛋白質の劣化が起きていたのである.

これを早期に食い止めれば, 難聴を予防出来る可能性があるとの由.

老人性難聴は, 音の振動を電気信号に変換して脳に伝える有毛細胞が傷付いたり, 死亡したりして起きるとされている.

40 代で補聴器が必要になる事も少なくないと言われているが, 中年以降に聴力低下を起すと, 認知症の発症リスクを高めると言う報告もある.

然し, これまで予防や治療が難しかった.

研究チームは, 細胞同士を繫いでイオンなどの通り道を作る蛋白質に注目したのである.

加齢で聴力が低下し始める時期の実験用マウスの耳を調べると, この蛋白質が断片化して, 通り道を上手く作れなくなり, 量も若年期より約 40% 減っていた事が判明した.

今後は劣化を防ぐ物質の探索や遺伝子治療法の開発を進める計画と言う.

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