(3959) 免疫排除を回避, 癌の仕組み解明2020/08/31 01:34

筑波大学の渋谷 和子准教授らは, 癌細胞が免疫システムによる排除を逃れる 「免疫逃避機構」 の新たな仕組みを発見したと言う.

免疫チェックポイント阻害剤が効かない症例もある中, 癌を排除する免疫細胞 「ナチュラルキラー (NK) 細胞」 を活性化させる治療法の開発に繋がるとの事.

正常細胞が癌化すると, 癌細胞の表面に蛋白質の 「CD155」 が増加する.

CD155 は 「膜型」 と, 変異体の 「可溶型」 があり, 癌患者は健康な人に比べると, 血清中の可溶型の濃度が高い事が分っていたが, その機能は不明だったと言う.

可溶型を作り出す悪性黒色腫 (メラノーマ) の腫瘍株と, 作らない腫瘍株をそれぞれマウスに移した処, 可溶型を作る腫瘍株で, 肺への転移が多く起こった.

癌細胞から分泌された可溶型は NK 細胞と結合していた事が確認されたのである.

可溶型を体内から除去出来れば, 免疫システムによって癌細胞が排除されるとみている.

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