(3967) アルツハイマー原因物質, 既存薬に抑制効果2020/09/08 02:43

福井大などの研究チームは, くも膜下出血や緑内障の治療に使われている 「ROCK 阻害薬」 がアルツハイマー病の原因物質の蓄積を抑え, 治療効果を持つ可能性がある事を動物実験で確認した, と発表している.

認知症の大半を占めるアルツハイマー病は, 脳の神経細胞の働きに必須の 「タウ蛋白」 が異常にリン酸化し, 毒性の強い集合体 (タウオリゴマー) を形成したり, 更に長い塊になったりして, 神経細胞死を引き起すことが主な原因とされる.

福井大の浜野 忠則准教授らは, これまでの研究で, 高脂血症の治療薬がタウ蛋白のリン酸化を抑える事を確認していたが, 副作用などの課題もあり, その仕組みを更に詳しく調べていたと言う.

研究チームは, リン酸化に関わる酵素 「ROCK」 に着目した.

この酵素の働きを抑える 「ROCK 阻害薬」 をアルツハイマー病のモデルマウスに投与した処. タウオリゴマーが減少した事などが判明したと言う.

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