(3971) メス誘う 「匂い成分」 特定, ワオキツネザルで2020/09/12 02:45

東京大学の東原 和成教授らは, 京都大学霊長類研究所などと共同で, マダガスカル原産のワオキツネザルのオスが繁殖時期に分泌し, メスを惹き付ける 「匂いの成分」 を特定したと言う.

人が嗅ぐと果実の爽やかな香りがする物質で, 男性ホルモンの増加に伴って増えていた.

ワオキツネザルのオスは手首の内側からメスを惹き付ける匂い物質を出す.

多くの動物は繁殖の相手やライバルを見分ける時に, 匂いが重要な役割を果すが, 意思疎通に繋げていると見られる.

人でも, 赤ちゃんの匂いが母親の感情に影響を与えると言う説もある.

研究チームは, 繁殖期を迎えたオスの手首から漂う匂いにメスが興味を示す事に注目した.

手首の内側から分泌した成分をガスクロマトグラフ質量分析装置を使って調べると, 3 種類の物質が繁殖期に増えていた.

人が嗅ぐと洋梨の様なフルーティーな匂いがしたと言う.

繁殖期に入っていないオスに, 繁殖期に増えるとされる男性ホルモンの一種のテストステロンを投与すると, これらの匂い物質の量が増えた.

テストステロンの濃度が多くなると増えるとみている.

また, 繁殖期を迎えていないメスはこれらの匂い物質には興味を示さなかったと言う.

霊長類では意思疎通に関わる様な匂いの物質はよく分っていなかったとされる.

東原教授は 「実際に匂いがメスの性行動や生理状態に影響を与えているのか, などを詳細に調べる事が今後の課題」 とコメントしている.

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