(4101) 怒りには大きなエネルギー2021/01/20 01:56

認知行動療法研修開発センターの大野 裕先生が日経に 「こころの健康学」 と言うコラムを連載しておられる.

人間のこころの在り様について様々な考察がなされており, 私は何時も楽しみにしている.

今回は, 怒りについて, その一面を述べておられる. (以下引用)

怒りはこころのエネルギーだ.

不当な事をされると腹が立つ. だからこそ, 理不尽さに対抗して自分を主張する事が出来る.

負けるものかと考えて, 全力を出して相手に向かって行く事が出来る.

こうした行動のエネルギー源が怒りだ.

怒りはとても大切な感情だと言えるが, 大きなエネルギーを持っているだけに, 好ましくない方向に進むと問題が大きくなる.

その事をあらためて考えたのは, 新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生した病院の支援をした知人の報告書を読んだからだ.

知人は, クラスターが発生したその日に支援に向かった.

目にしたのは, 苦情の電話に対応する病院の職員たちだった.

病院では, クラスター発生を発表した当日に千件を超す怒りの電話が入り, 本来の業務が出来なくなっていたと言う.

怒りと言うのは, 不当な事をされたと言う判断から生まれる.

電話をした人たちは, 病院が対策をしていなかったに違いないと考えたのかもしれない.

クラスターが院外に広がり, 自分も感染する可能性が高まったと考えたのかもしれない.

気持ちは解るが, 怒りを病院にぶつけて, 患者対応さえ出来なくさせてしまうとすれば本末転倒だ.

感染の拡大を防ぎたいと言う気持ちとは全く逆の結果を生み出す行動になっている.

今回はクラスターが発生した病院を例に挙げたが, 日常場面でも同じ事が起きる可能性がある.

怒りには強いエネルギーが含まれるだけに, 表現の仕方で正反対の結果になる可能性がある事を意識しておきたい. (引用終り)

"自粛警察" や "同調圧力" と言った言動も, 根は同じ処にある, と言える.

自分では "正義感" から, と思っても, 切り口を変えれば, 意外とそれは正義ではない事もある, と言う事実を知っておく必要があるのだろう.

Have a nice day!
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