(4104) コロナが奪った触れ合い2021/01/23 02:15

一昨日に続き, 今日も大野 裕先生の 「こころの健康学」 からの引用である. (以下引用)

私たち精神医療の専門家にとって, 春と秋は学会のシーズンで, 毎週の様に学会や研修会が開かれていた.

然し, 今年は新型コロナウイルス感染症の拡大で様子が大きく変り, 春に予定されていた学会は中止になり, 秋は略総てがオンラインで開催されている.

オンラインの学会は, 開催地に行く為に仕事を休まずに最新の学問の情報に触れられると言う点では有難い.

先週も, 私が専門にしている認知行動療法の創始者のアーロン・ベック先生が主催する国際的な集まりがあった.

毎年米国に出掛けていたが, 今年はオンライン参加で, 時差はあったものの, 体力的にも金銭的にも楽だった.

然し, その一方で物足りなさも残る.

ノーベル賞候補にもなったベック先生は今年, 99 歳になる. その先生が挨拶されるのは圧巻だが, オンライン視聴だと何処か味気ない.

体温を感じないとでも言えば良いのだろうか.

毎年, ベック先生とランチを一緒に食べながら近況を報告していたが, オンラインでは同じ部屋で同じ空気を吸って話をする感動が感じられない.

人間は人と人との触れ合いの中でこころが豊かになっていくが, 新型コロナウイルス感染症は, こうした私たちの何気ない人間的触れ合いを奪ってしまったと感じて, 少し寂しい気持ちになった.

然し, 考えてみれば, これまでのパンデミックも永遠に続いた訳ではない.

ある時期が来れば流行は終る.

今は大変だが感染に注意しながら, 今後に向けて今出来る事を諦めずに続ける事が大事なのだと考えて, 気を取り直した. (引用終り)

「コロナ自粛だから」 に限った事ではないが, 夢を持つ事, 別に言い換えれば, 常に 5 年後, 10 年後, 20 年後の 「自分の在るべき姿」 を思い描いておく事は大切な事ではないだろうか?

今日の自分の為す事が, 5 年後, 15 年後の自分に繫がって行くのだから.

視点は異なるが, 中国共産党は 50 年後, 100 年後の長期的な国家戦略を描いていると言う.

中国軍の保有する地図では, 活動が先鋭化してきている尖閣諸島処か, 日本の本土そのものが中国の領土として塗り固められている, との説もあると言う.

中国共産東に見習うべき事は少なくない様だ.

Have a nice weekend!
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