(5427) マイコプラズマ肺炎猛威, 過去 10 年で最多ペース ― 2024/09/09 04:29
咳が長引き易いマイコプラズマ肺炎が広がっていると日経が報じている.
国立感染症研究所の調べでは, 全国の医療機関から 8 月 5 - 11 日に報告された 1 医療機関当り患者数 (速報値) は過去 10 年の同期で最多となり, 6 週連続で増えたと言う.
風邪などと見分けが付き難く, 重症化を防ぐ為にも早めの医療機関の受診が必要になる.
マイコプラズマ肺炎は小児に多い. 「肺炎マイコプラズマ」 と呼ぶ細菌に飛沫, 接触感染して起る呼吸器感染症だ. 感染してから発症するまでの潜伏期間が 2 - 3 週間と, 一般的な風邪やインフルエンザ, 新型コロナウイルスなどと比べて長い.
症状は発熱の他, 全身の懈さ, 頭痛, 咳などが出る.
発熱せず, 咳だけに止まる事もあり, 風邪と思い込み出歩いて人に感染させ易い事から 「歩く肺炎」 とも呼ばれる.
他の肺炎に使われるペニシリンなどの抗菌薬が効き難く, マクロライドと呼ばれる抗菌薬を使う事が多い.
エムズこどもクリニック瑞江のマイコプラズマ肺炎の患者は, 6 月に 25 人と増え始め, 7 月には 4 倍の 102 人に増えた. 8 月も中旬までで 80 人に達している.
日本小児科学会に所属し, 肺炎に詳しい同院の高松 昌徳院長は 「喘息を持つ子は重症化のリスクも高まる. 9 - 10 月は台風などによる気圧変化で喘息の発作も増える為, 特に注意が必要」 と呼びかけている.
国立感染研によると, 8 月 5 - 11 日に指定する約 500 の医療機関から報告された患者数 (速報値) は 1 機関当り 1.14 人. 同時期で見ると 23 年の 57 倍の水準となり, この 10 年で最多だった 16 年の 0.93 人を上回った.
感染研の見理 剛・細菌第二部長は 「マイコプラズマ肺炎は 3 - 5 年周期で流行する傾向が見られ, 小児が大きな割合を占める. 集団免疫が低下し, 病原体に接した事のない子が生まれ, 育って来るタイミングで広がり易い」 と見る.
コロナの感染症法上の 5 類移行から 1 年が経ち感染対策が緩んでいる事も影響しているのではないかと指摘する.
子どもの間で広がっている背景には, 夏休みのない保育施設内や, 家族経由の感染が増えている事もあると見られる.
近年はマクロライドの抗菌薬が効かない耐性菌も報告されている.
見理氏は 「子どもだけでなく, 基礎疾患のある高齢者もマイコプラズマ肺炎に罹り重症化し易い. 咳が 2 - 3 日治らず長引く様な場合は早めに医師に相談して欲しい」 とアドバイスしている.
本日のカット写真 : 下平 宏氏フォトギャラリーから (染まる入道雲)
Have a nice day!
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(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
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国立感染症研究所の調べでは, 全国の医療機関から 8 月 5 - 11 日に報告された 1 医療機関当り患者数 (速報値) は過去 10 年の同期で最多となり, 6 週連続で増えたと言う.
風邪などと見分けが付き難く, 重症化を防ぐ為にも早めの医療機関の受診が必要になる.
マイコプラズマ肺炎は小児に多い. 「肺炎マイコプラズマ」 と呼ぶ細菌に飛沫, 接触感染して起る呼吸器感染症だ. 感染してから発症するまでの潜伏期間が 2 - 3 週間と, 一般的な風邪やインフルエンザ, 新型コロナウイルスなどと比べて長い.
症状は発熱の他, 全身の懈さ, 頭痛, 咳などが出る.
発熱せず, 咳だけに止まる事もあり, 風邪と思い込み出歩いて人に感染させ易い事から 「歩く肺炎」 とも呼ばれる.
他の肺炎に使われるペニシリンなどの抗菌薬が効き難く, マクロライドと呼ばれる抗菌薬を使う事が多い.
エムズこどもクリニック瑞江のマイコプラズマ肺炎の患者は, 6 月に 25 人と増え始め, 7 月には 4 倍の 102 人に増えた. 8 月も中旬までで 80 人に達している.
日本小児科学会に所属し, 肺炎に詳しい同院の高松 昌徳院長は 「喘息を持つ子は重症化のリスクも高まる. 9 - 10 月は台風などによる気圧変化で喘息の発作も増える為, 特に注意が必要」 と呼びかけている.
国立感染研によると, 8 月 5 - 11 日に指定する約 500 の医療機関から報告された患者数 (速報値) は 1 機関当り 1.14 人. 同時期で見ると 23 年の 57 倍の水準となり, この 10 年で最多だった 16 年の 0.93 人を上回った.
感染研の見理 剛・細菌第二部長は 「マイコプラズマ肺炎は 3 - 5 年周期で流行する傾向が見られ, 小児が大きな割合を占める. 集団免疫が低下し, 病原体に接した事のない子が生まれ, 育って来るタイミングで広がり易い」 と見る.
コロナの感染症法上の 5 類移行から 1 年が経ち感染対策が緩んでいる事も影響しているのではないかと指摘する.
子どもの間で広がっている背景には, 夏休みのない保育施設内や, 家族経由の感染が増えている事もあると見られる.
近年はマクロライドの抗菌薬が効かない耐性菌も報告されている.
見理氏は 「子どもだけでなく, 基礎疾患のある高齢者もマイコプラズマ肺炎に罹り重症化し易い. 咳が 2 - 3 日治らず長引く様な場合は早めに医師に相談して欲しい」 とアドバイスしている.
本日のカット写真 : 下平 宏氏フォトギャラリーから (染まる入道雲)
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