(5731) 発達障害の治療にゲームを2025/07/20 03:03

日経によrと, 任天堂出身の起業家が設立したスタートアップの Almaprism (アルマプリズム, 京都市) が発達障害の一つ, 注意欠陥多動性障害 (ADHD) の治療に役立てるゲームの開発に取り組んでいると言う. (以下引用)

30 分程遊べば ADHD の特性を数値化でき, 治療の助けになると見込む. 2026 年にも医療機器として製造販売に必要な薬事承認を得るため, 厚生労働省に申請する.

3D 空間にスタート地点とゴール地点があり, その間に障害物となる複数のブロックが並ぶ. 「ピンボールの要領で, スタートから発射されるボールをゴールに運びます」. アルマプリズムの糟野 新一最高経営責任者 (CEO) はゲームの遊び方を説明して呉れた.

マップ上にはブロックを自由に置く事が出来る. プレーヤーは先ず, ボール の動きを予測してブロックを配置する. 準備が整ったらプレーを開始. 何度か配置を変えて試すと, ボール はブロックに当りながらゴールに辿り着いた.

アルマプリズムが開発する機器は一連の動きから, プレーヤーの作業記憶や衝動性, 戦略性などをスコア化して表示する. それを見た医師が一人ひとりの ADHD の特徴を把握し, 日常の接し方を親に伝えると言った使い方を想定する.

糟野氏は 「ゴールと言う課題があり, 逆算して何をすべきかを考えると言う環境の縮図をゲームの中に忍ばせている. どの様にブロックを配置して行くかは普段の行動を反映する」 と話す.

糟野氏は京都大学を経て任天堂に入社し, ゲームを企画するプランナーとなった. 段ボール製の工作キットを組み立てて遊ぶ 「ニンテンドーラボ」 を開発した. その過程でゲームと医療の組み合わせを着想した.

退社後に出会ったのが, 米国の大学院で教育学を学び修士号を取得した小野 富大氏だ. 糟野 CEO が仕掛けを考案し, 最高執行責任者 (COO) の小野氏が 「それではデータの計測が出来ない」 と撥ね返す. そう言った遣り取りを重ねて来た.

米国ではスタートアップのアキリ・インタラクティブ・ラブズが開発した ADHD 治療用のゲームを米食品医薬品局 (FDA) が医療機器として承認済みだ.

同社のゲームは主に注意力を測定する.

アルマプリズムは作業記憶や衝動性など多くの指標を多面的に測定出来るゲームを目指す.

アルマプリズムのゲームは日本医療研究開発機構 (AMED) のプロジェクトにも採択された.

名古屋大学や浜松医科大学と共同で臨床試験も進めており, 実用化に向けた研究開発を急ぐ. 医療機器としてだけでなく, 家庭用のゲームとしても販売する計画だ.

アルマプリズムは合同会社として 22 年に設立された. 今後はベンチャーキャピタル (VC) からの資金調達も視野に株式会社化も検討する.

Have a nice holiday!
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