T リンパ球の増殖作用2011/06/02 02:14

このほど, 京都大学の湊長博教授と浜崎洋子准教授らの研究チームは, 病原体から身を守る免疫細胞の T リンパ球のうち, 役立つものが選ばれ成長する仕組みを突き止めたとの事.

T リンパ球は正しく機能するタイプだけが選ばれて成長し, 体内に散らばるのであるが, 胸腺がその教育や選抜の役割を担い, 最終的には生まれた T リンパ球の数 % しか残らない事が, これまでに判っていた.

合格ラインぎりぎりの T リンパ球でも 「クローディン 4」 という蛋白質の手助けにより 「落第」 を免れていたのだと言う.

対応できる病原体の種類を増やす機能と考えられ, 高齢者でみられる "免疫力低下の仕組み" 解明などに役立つとみている.

研究チームは, マウス実験で, 胸腺にある T リンパ球の表面にクローディン 4 を見つけ, 機能を調べた.

すると, 病原体への対応力を示す信号に 「ゲタ」 を履かせて増大, 厳しく選別しすぎないようにし 「合格者」 を増やす役割を有している事が判ったと言う.

未だ, マウス実験の段階だが, 同様の仕組みは人でもあるとみている.

胸腺は新生児で最も活発に働き, 成長とともに小さくなる.

T リンパ球のクローディン 4 も年齢とともに数が減り働きが低下する.

クローディン 4 産生の詳細な機序が解明されれば, 高齢者に限らず, 人の免疫力が弱まる仕組みの理解にも繋がる可能性がある訳である.

鍼灸を初めとする東洋医学は, 生まれながらにして身体が本来持っている 「免疫力」 を高めてやる事が, その基本になっている.

クローディン 4 による T リンパ球の増殖メカニズムが解明されれば, 鍼灸治療にとっても, 新しい局面が開けるのかもしれない, と個人的には密かに期待している.

Have a nice day!
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