(2918) 自分貫く 「棒」 は何か考える2018/02/01 02:29

今日から 2 月.

年が明けたと思っていたら, 早や, 1/12 が過ぎてしまった.

中学校の英語の教科書だったかに "A stitch of today saves nine." と言う言葉があったのを記憶している.

「今日の一針, 明日の十針」 と言う意味である.

認知行動療法研修開発センターの大野 裕先生が連載している日経のコラム 「こころの健康学」 に, 先日, 表題のエッセイが載っていた. (以下引用)

年が改まった.

それぞれの人がそれぞれの思いで新年を迎えた事だろう.

然し, 年が変ったからと言って自分が変る訳ではない. 周りの環境も同じ様に続いて行く.

私が好きな 「去年今年貫く棒の如きもの」 と言う高浜 虚子の俳句がある.

新年になっても変りなく続く自然の原理を力強く表現した句だと言われている.

然し, それでも私などは, 新年を迎えると, 自分が少し変れた様な感覚になれる.

自分が幾らかでも変れた様な気持ちになれるのは, 変らない自分を同時に感じているからだろう.

本来の自分をしっかり持てていれば, 更に新しいものにチャレンジしながら変って行ける.

逆に, 本来の自分が揺らげば, 先に進んで行く事は出来ない.

30 年以上前の米国留学時に, 幾らかその様な感覚になった.

名門と言われる大学だったが, 周りの人は日本の精神医学の事を殆ど知らず, 関心もなかった.

心理的な意味でアメリカ第一主義の専門家に囲まれて, 一体自分がなぜこんな所に飛び込んだのか, この先如何なるのかと, 不安になったのを思い出す.

そうした心理状態では新しい事にチャレンジ出来ず, 自分の世界に閉じ籠りがちになった.

何とか抜け出すまでに 1 年近く懸かった.

それは家族を初め周囲の支えがあったからではあるが, 少し格好良く言うと, 精神科医としての自分の立ち位置を忘れなかった事も影響していた.

新年に, 自分の 「棒の如きもの」 が何か, 少し考えてみても良いだろう. (引用終り)

一年の計は元旦にあり, と言われるが, もう 1 ヶ月が過ぎてしまった.

皆さん, 元旦に立てた計画の進捗状況は如何ですか? などと言えた義理ではないのだが...

昨日は, トランプ大統領が就任 2 年目の施政方針演説を行った.

自画自賛の内容は相変わらずで, "America First" ではなく, "America Alone" ないしは "Trump Alone" の米国はこれから何処へ向って行くのだろうか?

己を貫く 「棒」 も中身次第ではある.

巷の一鍼灸師如きが心配すべき事ではないのだけれども...

Have a nice day!
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