(5514) ミツバチに農薬の烏薬リスク - 都市部の巣でも検出2024/12/05 01:34

国立環境研究所は, 水田や畑から離れた都市部でも, ミツバチの巣に農薬成分が多く含まれている事を明らかにしている.

また, 害虫を駆除する殺虫剤や除草剤と同じ成分も検出した.

生態系の維持に向けて, 安全な棲息地帯の特定に生かすとの由.

「ハナバチ」 の一種に分類されるミツバチは花粉を運ぶ. 植物が命を繋ぐ上で重要な役割を果す. 生態系の維持や農作物の栽培に貢献している.

近年は個体数が減少しているとされ, 専門家からは農薬が一因だと指摘する声もある.

土地の利用形態は森林, 水田や果樹園, 都市部など広範に亘り, 実態調査は遅れている.

研究グループは, 2021 年の夏から秋に掛けて市民の参加を募り, 青森県から鹿児島県まで全国 175 地点のハチの巣を対象に農薬との関係を大規模に調査した.

日本在来種の 「ニホンミツバチ」 の巣の周辺半径 1 キロメートルを農地や森林など利用形態に応じて 14 に分類して調べた. 1 年以内に作った新しい巣を調べ, 日本で農薬として多く使われる 16 種類の化合物の濃度などを分析した.

農薬の影響が低いと考えられていた都市部の巣から 4 種類の化合物を検出した. その内 3 種類が害虫の駆除剤として使われている.

水田や果樹園近くの巣では 6 種類の化合物が検出され, 農業への土地利用が多いほど濃度も高くなる傾向にあった.

08 年から水田での使用禁止となった殺虫剤の成分が多量に検出され, 水田に長期間に亘って残留している可能性がある事が分った.

農薬が少なかったのは畑の近くの巣だ. 栽培作物が多様で, 異なる農薬を使う為, 濃度が低く検出出来なかった可能性がある.

森林も農薬に晒されるリスクは低かった.

坂本 佳子主任研究員は 「都市部での農薬検出の原因を究明しつつ, 保全策を提言して行きたい」 と語っている.

農薬の一部は, ハチに作用して病気に罹るリスクを高める可能性が指摘されている.

今後も, ニホンミツバチを対象に調査を進めると言う.

Have a nice day!
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