(5567) イルカ赤ちゃんに味覚?2025/01/27 01:44

哺乳類で, 味覚が略退化したとされる鯨類の内, イルカの赤ちゃんは母乳の味を感じている可能性がある, との研究結果を, 北海道大大学院環境科学院博士課程の勝島 日向子さんらの研究グループが昨年 10 月, 科学誌に発表している.

勝島さんらは 「これまでの常識を覆す可能性がある」 とした上で, 調査数が未だ少ない為, 他の個体でも裏付けたい」 としている.

勝島さんらによると, 魚などを丸呑みして食べる鯨類は, 味覚の 5 項目 (甘味, 旨味, 塩味, 酸味, 苦味) の内, 少なくとも甘味, 旨味, 苦味に関わる遺伝子が壊れている事が分っていると言う.

イルカの母乳は人に比べて脂肪の割合が高く, 勝島さんは 「”脂肪味” を感じているのではないか」 との仮説を立てた.

先ず, いおワールドかごしま水族館 (鹿児島市) でハンドウイルカの母乳を調べ, 良質な脂肪酸を含む事が確認された.

更に, 伊豆諸島・御蔵島 (東京) に漂着した 1 歳のミナミハンドウイルカの舌を分析した結果, 脂肪を分解する酵素がある他, 舌先の突起や奥の窪みに脂肪酸の受容体遺伝子が見付かり, 味覚として感じている可能性が示された.

舌の突起や窪みは成長するとなくなると言う.

勝島さんは 「味覚の実体は未だ分っていない事が多い」 と指摘. 研究メンバーで, 北大大学院地球環境科学研究院の早川 卓志助教 (ゲノム科学) は 「赤ちゃんにとって脂肪は体作りや熱エネルギーになる大事なもの. 生態系の研究に繫がれば」 と期待している.

Have a nice day!
--------------------ーー-----------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@jcom.zaq.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.