(2163) 細胞につく抗体を大量に作る技術2016/01/27 02:18

愛媛大学の竹田 浩之助教らは, 細胞の表面にある 「G 蛋白質共役型受容体 (GPCR)」 にくっつく抗体を大量に作る技術を開発している.

GPCR は様々な病気に関係し, 抗体を使ってその働きを制御する治療薬の研究開発が盛んになっているが, 抗体医薬の開発期間を大幅に短縮できる為, コスト引き下げを実現できると期待している由.

GPCR は外部からの刺激を細胞の内部に伝えるセンサー役の働きをする事から, 医薬品開発の標的として注目されている.

然し, GPCR は構造が複雑で量産が難しく, それに作用する抗体も開発が進まない状況にあったと言う.

研究グループは, リポソームという極小の脂質膜を, 小麦胚芽の抽出液に加えて GPCR を合成する技術を応用し, 蛋白質を取り除く透析膜を使うなどの工夫で, 生産効率を従来の 8 倍に高める事に成功したのである.

更に, 合成した GPCR をウサギやマウスの体内に入れて抗体を作り, それを効率よく選別する方法も開発しているとの事である.

抗体医薬は非常に高価で, 治療費が嵩む事から, 保健が適用されたとしても患者さんの経済的負担は馬鹿にならないのが現状である.

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