(3309) パーキンソン病, 血液検査で診断2019/02/27 02:14

血液のカフェイン濃度を調べて神経難病のパーキンソン病を診断する手法を発見したと, 順天堂大などのチームが発表している.

患者はコーヒーなどに含まれるカフェインを小腸から吸収する力が弱いため, 血中濃度が低く, 発症に繋がっている可能性があると言う.

チームの服部 信孝・順天堂大教授は 「皮膚からカフェインを吸収させて血中の量を増やせば, 発症を予防したり, 進行を遅らせたり出来るかも知れない」 とコメントしている.

チームは, 「コーヒーなどのカフェインにパーキンソン病の発症予防効果がある」 との報告に着目したと言う.

患者 108 人と健康な人 31 人から血液を採取し, カフェイン濃度を比較した.

摂取するカフェイン量は略同じでも, 患者の血中濃度は健康な人の 3 分の 1 だった.

更に 9 種類の関連物質の濃度も患者では低く, これらを調べ, 発症初期でも診断出来る事を確認した.

カフェインには脳の神経細胞を保護する作用があり, 小腸からの吸収力が低い人は神経が傷付き易いとみられる由.

パーキンソン病は, 脳の特定の神経細胞が減り, 手足の震えなどの症状が出る.

通常, 症状や画像から診断するが発症初期は判定が難しい.

発症初期でも, 血液検査で診断出来れば簡単で, 早期治療にも繋がる訳である.

発症前から神経の減少は始まっているとされ, チームは今後, 血液検査で発症前の予備軍を探す方法や, カフェインを皮膚から吸収させるパッチの開発を目指すと言う.

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