(4989) 廃棄柚子をアロマ油に2023/06/29 03:28

高知県日高村の精油工房が, 廃棄される柚子や文旦の皮を原料とする 「アロマ用エッセンシャルオイル」 の製造に取り組んでいる, と日経が報じている.

製造工程では電気やガスを一切使わず, 温暖化ガスの排出量が実質ゼロの 「カーボンニュートラル」 も実現したと言う.

工房を運営する 「高知 FORESTVISION」 社長の岡村 征治さん (58) はオイルの香りを通じて 「日本の自然の豊かさを感じて貰い, この環境を後世に引き継ぎたい」 と話している.

工房は高知市中心部から車で約 40 分, 閑静な山間を流れる仁淀川の畔にある.

地元産の柚子や文旦の皮など, 油成分を含む原料 6 - 7 キロを蒸留器に詰めて 1 時間半ほど蒸す. その湯気を冷却すると, 原料の香りを含むオイルが抽出される.

柚子や文旦の皮などは, 地元の農園やアイスクリーム店などから廃棄するものを譲り受けている.

蒸留器を熱する燃料も, 間伐されて捨てられる枝葉や廃材を利用. 湯気の冷却には, 山の湧き水をホースで引き込んで使っている.

月 50 万円相当の光熱水費を抑えられると言う.

2021 年まで勤めた会社では, バイオマス発電所の排熱でパプリカを栽培するプロジェクトに携わった.

環境保全の意識が高まり, 山林の荒廃問題を将来へ先送りしてはいけないと考える中, 日本の自然の豊かさを感じられる環境配慮型の 「和精油」 製造を思い付いたと言う.

昨年 5 月に会社を設立し, 今年 4 月に工房が完成した.

柚子や文旦に加え, クロモジやコウヤマキなど 「高知県ならでは」 の原料を使った十数種の香りのオイルを製造し, 各地のホテルや雑貨店などに販売している.

室内の香り付けに使ったり, 湯船に入れたり, 用途は様々だ. 約 30 種の商品化を目指している由.

Have a nice day!
-------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@jcom.zaq.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.