(5551) インフル猛威, 2 つの要因 - コロナ下で免疫力低下, 年末に人の往来増2025/01/11 01:54

インフルエンザの流行が急拡大している. 要因として指摘されている点は 2 つ.

新型コロナウイルス対策により他の感染症に対する免疫力が低下し, 人の往来が増える年末と流行期が重なった.

感染を防ぐためには手洗い・うがいと 言った基礎的な対策が重要になる.

受験シーズン本番を目前に控える教育現場は警戒感を強めている.

国はインフルエンザの感染状況を把握するため, 全国約 5000 の定点医療機関から 1 週間の新規患者数を報告させている.

1 医療機関当りの患者数が 1 人を超えると 「流行期入り」, 10 人を超えると 「注意報」, 30 人を超えると 「警報」 と示している.

今シーズンハは例年より 1 カ月ほど早い 2024 年 11 月に流行期入りし, 12 月に入り患者数が急増. 同月 15 日までの 1 週間は 19.06 人で注意報の基準を上回り, 22 日までの 1 週間に 42.66 人となり警報が出された. 29 日までの 1 週間で感染が更に拡大した.

新型コロナウイルス流行前の 18 - 19 年シーズンは 19 年 1 月下旬の 57.09 人がピークだった.

日本感染症学会でインフルエンザ委員会委員長を務める倉敷中央病院の石田 直副院長は 「例年にない勢いで急拡大しており, 今がピークに達している」 とみる.

背景の一つとして挙げたのが, 新型コロナ下で感染対策が施され, 結果的に様々な感染症への免疫力が低下している事だ.

石田氏は 「インフルエンザに対する集団免疫が獲得出来ていない」 と指摘する.

流行が例年より早く, 帰省や旅行で人の往来が増える年末に重なった事も影響していると言う. 家族で食事する機会が増える中, 家庭内感染が目立っている.

感染予防として石田氏は 「手洗い・うがいの他, 人混みでのマスク着用, 適度な睡眠など, 基本的な対策が欠かせない」 と強調した.

18 日には大学入学共通テストが迫る. 受験生や教育関係者らは気を揉んでいる.

国立大学を受験予定の高校3年の男子生徒 (18) は 「深夜まで勉強する日もあるので体調には気を付けたいと話す。

インフルエンザの予防接種を受けた上, マスクを常時着用し, 電車の吊革を触った後は消毒液を使っていると言う.

1 医療機関当りの患者数が 100 人を超えた大分県は注意喚起の為のポスターをホームページで公開し, 各学校へ対策を促している.

県教育委員会の担当者は 「年末年始の後は疲れが溜まり体調を崩し易い. 改めて予防策を徹底して欲しい」 と求めた.

Have a nice weekend!
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