(2473) 「毛包」 を大量培養2016/12/03 02:58

横浜国立大学の福田 淳二准教授と景山 達斗特別研究員らは, マウスの細胞を用いて, 毛髪を生み出す 「毛包」 と呼ぶ器官を大量に再生する実験に成功している.

毛の生え替りに関わる 2 種類の幹細胞を混ぜて, 培養皿に幾つも設けた小さな窪みの底で数日かけて毛包に似た器官に育てた.

数百個単位を纏めて作れ, ヒトに応用できれば脱毛症の再生医療に道を開く事が出来ると言う.

再生した毛包をマウスの皮膚に注射で植え付けると, 毛が自然に生え替わったらしい.

今後はヒトの細胞でも試す計画で, 医学関連の研究者と組み, 3 年以内の臨床研究を目指す意向の様である.

脱毛症の再生治療は, 後頭部の毛包を移植する方法があるが, 頭皮に着き難いと言う課題を抱えていた.

同じ種類の幹細胞を使って毛包を 1 つずつ作る研究はあった.

然し, 今回はシリコーンゴム製の培養皿に直径 1 ミリメートルの窪みを幾つも作り, 大量の幹細胞が互いに接する様にしたのである.

また, 血管の酸素供給が毛包の成長を促すのを参考に, 培養皿は酸素を通し易くしている.

今後は毛包をシートで回収し, シートごと皮下に移植する治療法も検討すると言う.

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