(2924) 他人の細胞で再生医療 実用化へ2018/02/07 02:45

他人の体から取り出した皮膚などの組織から作る再生医療製品の実用化へ向け, 臨床計画が相次いでいる.

企業や大学など 3 つのグループが 2017 年度中の実施を目指している.

コストなどを大幅に抑えられ, 再生医療の普及に弾みが付きそうだ.

iPS 細胞は様々な臓器や組織を作れるが, 臨床試験 (治験) の前段階の臨床研究が 1 例あるだけだ.

皮膚などを培養して移植する方法は病変部に再生能力が残っていれば治療効果を期待でき, コストも安いと言う.

保管した他人の細胞を使えば, 患者本人から取り出した組織を培養する手間などがなくなる.

14 年に再生医療に関する新法が施行され, 臨床計画を進め易くなっている.

富士フイルムホールディングス子会社のジャパン・ティッシュ・エンジニアリング (J-TEC) と京都大学は, 重い火傷の患者に培養した皮膚を移植する計画だ.

医師主導の治験か臨床研究を検討し, 京大病院が効果などを確かめる.

移植した皮膚の細胞から出る物質によって 1 週間程で皮膚の再生が始まる.

費用は 100 万 - 200 万円と従来の 4 分の 1 以下で済むと言う.

国内の他, 東南アジアなどで事業展開を検討するとの事.

また, ロート製薬と新潟大学の寺井 崇二教授らは, 手術の際に取り出した脂肪にある 「幹細胞」 と呼ぶ特殊な細胞で肝硬変の治療を目指している.

移植した幹細胞が出す物質が病変した肝臓の再生を促す.

一方, 東京女子医科大学の岩田 隆紀准教授らは, 重い歯周病で失った歯の根元の組織の再建を目指していると言う.

他人の親知らずなどから幹細胞を取って培養, シートにして患部に貼る治験を検討している.

Have a nice day!
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