(3290) 動物介護療法2019/02/08 03:32

日経の報ずる処によると, 動物と触れ合う事で患者のストレス緩和や治療効果の向上を目指す 「動物介在療法」 が医療現場に広がって来ている.

癌患者や重い病気の子供らの治療やケアにも役立っていると言う.

詳しいメカニズムの研究はこれからだが, 欧米では身体障害や疾患などが改善されたとの研究発表も為されている由. (以下引用)

「どうぞ馬を撫でて下さい」. 日本医科大千葉北総病院 (千葉県印西市) は 11 月, 初めてホースセラピー体験会を開いた.

同病院や周辺の医療機関に通院する癌患者 4 人が参加し, 病院の中庭で馬 2 頭と 2 時間ほど触れ合った.

参加者の女性 (54) は 「馬を見ると癒やされる. 気分も良くなったので定期的に開催して欲しい」 と話した.

ホースセラピーは患者が馬を撫でたり, 乗馬をしたりするなどして病気の改善に繫げる療法.

欧米では 1970 年代から研究が始まり, 歩行障害のある人が一時的に自力で歩ける様になったり, 疾患が改善したりした, との報告もある.

同病院の体験会は日本医科大の宮下 正夫教授が, 埼玉県などで牧場を運営する寄田 勝彦さん (50) に依頼して実現した.

寄田さんは 30 年程前からホースセラピーに取り組んでいるが, 牧場以外での開催は初めてだ.

移動費や人件費など馬 1 頭にかかる費用は 1 日数十万円と高額だが, 宮下教授は 「馬には数値に表れない効能がある」 と期待する.

参加者の血圧や体調を経過観察し, 数年懸けて効果を検証する.

重い病気の子供たちに寄り添う犬もいる.

「ファシリティドッグ」 と呼ばれ, 静岡県立こども病院 (静岡市) と神奈川県立こども医療センター (横浜市) が採用している.

ゴールデンレトリバーなどの大人しい犬種を訓練し, 世話をするハンドラーと共に行動する.

小児癌などを患う子供が撫でたり, 治療時に傍についたりする.

犬がいると普段より長く歩く事が出来る子供もいると言う.

神奈川県立こども医療センターのハンドラー, 森田 優子さん (36) は 「患者の家族から 『ファシリティドッグがいる病院を選んだ』 と言われる事も多い」 と言う.

ただ犬の飼育費やハンドラーの人件費など年間 900 万円程懸かる.

費用は病院が負担せざるを得ない.

米国では数百頭が活躍するが, 日本ではこの 2 施設の計 3 頭のみだ.

動物介在療法に詳しい東京農業大の内山 秀彦准教授によると, 動物と触れ合う事で血圧や 「ストレスホルモン」 と呼ばれる唾液中のコルチゾール濃度が低下する事が分っている.

ただ詳しい仕組みは不明と言う.

内山准教授は 「医療機関で導入が進めば効果についてデータを集める事が出来, 研究の進展にも繋がる」 と期待を寄せる. (引用終り)

将来的には, 認知症患者のケアにも役立てる事が出来そうであると思うのだが...

Have a nice day!
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