(5295) 癌免疫薬, 投与前に効果を予測2024/04/30 03:12

近畿大の林 秀敏主任教授や京都大の本庶 佑特別教授らは, 癌免疫薬 「オプジーボ」 などの効果を, 投与前に予測する方法を見付けたと発表している.

肺癌患者の血液中の分子を調べる事で高精度に予測出来る為, 効果が見込めない患者への投与を控えれば, 副作用の発生を防げ, 医療費の削減も可能となる.

治療が難しい癌の中には, 免疫細胞が持つ分子の 「PD-1」 や 「CTLA-4」 に結合して自らに対する攻撃にブレーキを掛けるものがある.

オプジーボは PD-1 にくっ付く事で癌と免疫細胞の結合を防ぎ, 免疫が正常に働ける様にする.

肺癌や胃癌に使うが, 効果が長く続く患者は 1 - 2 割. 約半数は効果が出ず強い副作用だけが出ると言う.

研究チームは, 肺癌の 8 - 9 割を占める非小細胞肺癌で 50 人の患者の血液を事前に採取し, オプジーボを投与した. 血液中の分子の量と治療効果の関係を調べると, PD-1 や CTLA-4 が少ない患者ほど効果が高かった.

癌細胞が持つ 「PD-L1」 と言う分子の量を調べて効果を予測する手法もあるが, 精度が低く, 血液の分析と組み合わせる事で精度を高められる.

PD-1 などの分子は攻撃や増殖の能力が低下した免疫細胞で増える. こうした細胞が壊れると, 血中に分子が出て来ると見られる.

血中の分子が多い人は弱った免疫細胞が多く, 癌免疫薬が効き難い可能性があると言う.

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