(5455) アルツハイマー原因除去, 既存薬でマウス実験2024/10/07 01:08

理化学研究所の研究チームは, アルツハイマー病の原因物質である 「アミロイドベータ (Aβ)」 を分解する新たな仕組みを発見したと言う.

マウスを使った実験で特定の神経細胞の活動を高める既存薬を投与すると, 大脳に蓄積していた Aβ が減少した.

西道 隆臣チームリーダーや綿村 直人客員研究員らの研究成果との由.

アルツハイマー病は脳内に Aβ とタウと言う 2 つの原因物質が蓄積する病気で, 進行すると神経細胞が障害され, 認知機能の低下や記憶障害を引き起こすとされる.

研究チームは過去に Aβ を分解する酵素である 「ネプリライシン」 を発見しており, この酵素の働きを制御する成分を調べた.

神経細胞にドーパミンと呼ばれる成分を与えた処, ネプリライシンの働きが高まり, Aβ が分解されていた.

生体内でも起きるか確認する為, アルツハイマー病を再現したモデルマウスで調べた.

その結果, ドーパミンによって活動する特定の神経細胞を刺激すると, 大脳でネプリライシンの働きが高まり, Aβ の分解が促され, 量が減少した.

ドーパミンは不足すると手足が動かし難くなるパーキンソン病の発症に繫がるとされる.

ドーパミンの機能を補う既存薬をマウスに投与した処, 大脳の Aβ の量が減少し, 認知機能の回復も見られた.

綿村客員研究員は 「広く使われる既存薬が応用 出来れば, 治療費を安く抑えられる」 と見ている.

今後は大脳以外の領域でも Aβ を減らす効果があるか調べる計画と言う.

本日のカット写真 : 下平 宏氏フォトギャラリーから (露草)

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