(5617) 怪魚 「アカメ」 驚きの生態! ― 2025/03/18 02:22

日本の怪魚 「アカメ」 は, 水の中で輝く様な赤い目がその名の由来と言う.
生態は神秘のベールに包まれ, 釣り人たちは 「幻の魚」 と呼ぶが, 最近になって, その謎は一段と深まった, と日経が報じている.
最先端の研究が明らかにしたのは, 約 3 万年に亘り, 僅か 1000 匹程度で世代交代を繰り返してきた可能性だ. 生物学の常識ではこれだけ数が少ないと, 絶滅への道を辿るとされる.
アカメが存続出来た理由は何か. 大阪医科薬科大学などは, 生命の設計図であるゲノム (全遺伝情報) に秘密があると睨んだ.
アカメは海に生息する肉食魚, 名前の通り, 赤く光る目が異様な印象を放つ.
「イトウ」 や 「ビワコオオナマズ」 と並び, その不気味さから日本三大怪魚の一つとされる. 成魚の体長は 1 メートルを超える.
主に高知県や宮崎県の沿岸に生息する. 宮崎県ではアカメの捕獲を禁止する他, 環境省も絶滅のリスクがある 「レッドリスト」 に指定している.
大阪医科薬科大学などの研究チームがアカメのゲノムを分析した処, 過去 3 万年間を通じて繁殖に関わったのは常に 1000 匹前後だった.
近親交配などで遺伝情報の多様性は低下し, 絶滅危惧種と同程度の水準だった. 海に棲む魚で 1000 匹前後と言うのは 「想定していたよりも少ない」 (大阪医科薬科大の橋口 康之准教授).
遺伝情報の多様性をみると, 全体では低いものの, 免疫に関わる遺伝子では保たれていた. その為に様々な病原体に対応出来る.
この病気に対する耐性の強さが 3 万年を生き抜いて来た要因の一つだと研究チームはみている.
アカメが免疫に関わる遺伝子の多様性を自ら高めたのではなく, 自然淘汰の結果, 遺伝的多様性が高い個体が生き残って来たと考える.
世界には少ない数で数万年以上も存続する種が他にもおり, アカメに似た仕組みが体に備わっている可能性がある. 今後はどの様な遺伝子の仕組みが長期存続に繫がったのか調べる.
近年のアカメの生息数を推定する研究も進める予定で, 橋口准教授は 「適切な保全活動に役立つ基礎的なデータを示して行きたい」 と言う.
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