変形性膝関節症と運動療法2010/11/22 01:39

長期に亘って痛みに堪えている事を余儀なくされると, 知らず識らず行動範囲が狭くなっていて, 運動能力が低下していたり, 更には精神的にも鬱状態となり, 何事も悲観的で, 人との交わりにも消極的になってしまう事が多い.

その結果, 社会から孤立しがちになり, 糖尿病を初めとする生活習慣病を惹き起こすなどの弊害も出てくる様になり, 自らの QOL を悪化させてしまうのである.

特に, 変形性膝関節症の場合, 行動範囲が狭まってしまう事から, 上記の様な症状の患者さんが少なくないのである.

この様な場合, 一般には, 整形外科医から, 鎮痛剤や湿布藥を処方して貰ったり, ヒアルロン酸を注射して貰ったりする様であるが, これらと併行して, 運動療法も行うと治療効果が上がる事が最近判って来ている.

寧ろ, 運動療法を行う事で, 鎮痛剤と同様の効果が得られると言われている位だ.

さらに, 運動療法によって, 鬱状態や高齢者の認知症の改善, 生活習慣病の予防や改善なども確認されているのである.

運動療法の場合, その人の症状に合わせて正しく行えば, 重篤な副作用といったものは殆どなく, 間違いなく QOL の向上に繋がるので, 整形外科医を初め, 鍼灸師, 按摩・マッサージ・指圧師, 理学療法士などに相談すると良いだろう.
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はり・きゅう・マッサージ トミイ
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