(2162) 新素材の絆創膏2016/01/26 02:31

傷口を早く綺麗に治す絆創膏用の新素材の成果が相次いでいる様だ.

大阪大学とニチバンの材料は血液や体液に反応して治癒を早めると言う.

また, 鹿児島大学は, カニの甲羅に含まれるキトサンを原料に, 傷口にぴったりと貼り付く材料を開発しており, 外科手術や怪我による傷口の他, 寝たきりの高齢者に多い床ずれの治療にも役立つとの事.

傷は適度に湿らせた方が自然治癒し易く, ゼリー状のゲルを使う絆創膏が商品化されている.

新しい材料は更に治癒力を高める効果があるらしい.

阪大の境 慎司准教授らは, 絆創膏の保湿材に使うポリビニルアルコールを改良し, 血液に触れて反応するとゲルになる様にし, ラットの背中の傷に塗って試した処, 2 週間で完治したと言う.

従来のゲル絆創膏だと 2 週間では治らなかった.

ゲルに変化する時に生じる微量の過酸化水素が治りを早めると見ており, 5 年後をメドに人で効果を確かめる計画の様だ.

一方, 鹿児島大学の武井 孝行准教授らはキトサンから作っている.

キトサンはプラスの電気を帯びているため, 傷口のマイナスの電気と引き合って剝れ難く, ゲルにする事で傷の治りが早まると言う.

以前, 本ブログで紹介したが, 貼るタイプの認知症藥も開発されており, 絆創膏や湿布薬などの接着剤が新たな視点で見直されつつある様だ.

Have a nice day!
--------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@tcat.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.