(4056) ハサミムシ, 収納のヒントに!2020/12/06 01:57

ハサミムシが小さな体に合わせて大きな羽を器用に折り畳むメカニズムの一端を, 九州大学の斉藤 一哉講師らが解明したと言う.

扇子の様に閉じた後, 二つ折りにして, 更に小さくする為の工夫をしている.

折り畳み傘や, 羽根が場所をとるドローン (小型無人機) の設計に応用出来るとの由.

ハサミムシは, お尻の先にハサミを持ち, 石の下や土の中で暮している.

ハサミを持ち上げる時に引っ掛かる羽は, 硬い羽の下に仕舞っていて, 空を飛ぶ時には, 羽を 15 倍もの大きさに広げている.

昆虫の中でも羽を小さく畳むのに一際長けている.

研究チームは, ハサミムシが羽を開いた様子を観察すると共に, 羽が閉じた状態を小型のコンピューター断層撮影装置 (CT) で分析した.

飛ぶ時の羽は扇子の様な半円状だが, 地上に戻ると扇子の様に一旦 1 本に纏めた上で, 二つ折りにしていた.

然し, 人間が使う普通の扇子では, 二つに折ると厚みが出てしまうのであるが, ハサミムシは折り目をずらし, 凹凸が咬み合う様にして厚みを抑えるという.

半円状の羽を 1 本の軸に束ねながら, その軸も同時に曲げ始め, 一瞬で収納できる.

ハサミムシが羽を小さく折り畳む方法は, 簡単な幾何学の法則で説明でき, 身近な生活用品で収納方法の参考になると言う.

傘の形は, 長らく変っていない.

斉藤講師は 「それだけ完成されたデザインと言えるが, ハサミムシに学んで, 劇的に変えられたら凄い事で, ドローンなど, コンパクトに収納が必要な物にも応用が出来る」 と期待している.

今朝, まさにこの時間, 「はやぶさ 2」 が, 約 52 億キロに及ぶ探査の旅
を終え, オーストラリアの砂漠に帰還する.

ハサミムシを初めとする昆虫や自然界の生物が有している神秘なメカニズムが, 先端技術開発のヒントになっていると言う.

Have a nice weekend!
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