(4498) オミクロン派生型, より強い感染力 : 抗体薬の効果薄も!?2022/02/21 01:18

新型コロナウイルスの変異型 「オミクロン型」 の派生型 「BA 2」 が欧州やアジアなどで拡大していると日経が報じている.

然も, 主流の 「BA 1」 と比べて, 感染力が強いだけでなく, 一部の抗体薬が効き難い可能性も出て来たと言う.

国内の感染例は未だ限られるが, 政府は感染状況の悪化要因にもなる, と注目している.

岸田首相は, 17 日の記者会見で 「BA 2 に置き換わる事などにより, 感染状況が悪化する可能性に十分注意しなければならない」 と語っている.

東京都も BA.2 の発生状況を逸早く把握する, 独自の検査を始めている.

BA 2 は感染サイクルの速さも指摘される.

英保健安全局の 11 日公表の報告書によると, 感染者が発症してから, 次の感染者が発症するまでの 「発症間隔」 は BA.1 の平均 3.72 日に対し, BA 2 は平均 3.27 日で約半日短かった. どちらの発症間隔もデルタ型 (平均 4.09 日) よりは短い.

オミクロン型に有効と考えられている抗体薬でも, BA.2 には効かない可能性が出て来たている.

米コロンビア大学のグループは, 米リジェネロン・ファーマシューティカルズの抗体薬 「ロナプリーブ (カシリビブ・イムデビマブ)」など 19 種類の抗体についてウイルスの感染を阻害する能力 (中和活性) を調べ, 査読前の論文に纏めている.

ロナプリーブに含まれる 2 種類など 17 種類の抗体は BA 2 に殆ど効果がなかった. 英グラクソ・スミスクライン( GSK) の「ゼビュディ (ソトロビマブ)」は BA 1 に一定の効果があるものの, BA.2 では効果が著しく下がった.

試験管レベルの実験結果は人での実際の効き目と必ずしも一致しないが, 中和活性が低下した抗体薬は治療効果が下がっている可能性が高い.

ワクチンの 2 回接種や追加接種の効果は大きな違いはない様だ.

英保健安全局は 10 日公表の報告書で, 米ファイザー製や米モデルナ製, 英アストラゼネカ製のワクチンの効果を一纏めにした分析を示している.

未だ推定の幅が大きいが, 追加接種の重要性は明確になっている.

Have a nice day!
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