(4514) コロナ, 軽症でも, 脳縮小や心臓病リスク増!!!2022/03/09 01:08

新型コロナウイルスに感染すると, 軽症でも, 脳や心臓などに後遺症が出ると言う報告が相次いでいる, と日経が報じている.

英大学などは, 脳の僅かな縮小や認知機能の低下を確認している

また, 心臓病のリスクが高まると言う報告もある.

オミクロン型での後遺症の調査はこれからで, リスクが懸念され, ワクチン接種や感染対策の徹底が不可欠と言える.

世界保健機関 (WHO) は, 後遺症を, 「2 カ月以上続き, 他の疾患では説明の付かない症状」 などと定義している.

後遺症としては, 倦怠感や睡眠障害, 嗅覚障害など, 様々な症例が報告されている.

英オックスフォード大学などが, 感染の脳への影響を調べた論文が 8 日, 英科学誌ネイチャー (電子版) に掲載された.

50 - 80 代の軽症中心の感染者約 400 人を対象に, 感染から平均約 140 日後に磁気共鳴画像装置 (MRI) で脳を撮影し, 感染前の画像と比較を行った.

頭の大きさに占める脳の割合を, 感染していない人と比べると, 約 0.3% の減少が見られた.

脳の占める割合は, 感染の有無に拘わらず, 時間と共に減る傾向で, 感染すると, より減少が進んだ.

また, 嗅覚に関わる脳の部位では, やや減少幅が大きかった.

認知機能も調べた.

特定の課題を解くのに掛かる時間を調べると, 感染者は感染していない人よりも 8 - 12% 長く掛かった.

研究チームは, 感染時に軽症でも, 脳や認知機能に影響が出る事が明らかになった, としている.

心臓に関する報告もある.

米セントルイス大学などは, 米退役軍人省のデータベースを使い, 平均年齢約 60 歳となる約 15 万人の感染者を分析した.

感染 30 日後から約 1 年後までの病気の発症リスクを調べると, 心筋梗塞は感染していない人の 1.6 倍, 心筋炎は同 5.4 倍だった.

感染直後の症状が重いほど高リスクで, 軽症でも多くの病気でリスクが高かった.

これら 2 つの調査は, 何れもオミクロン型が流行する前のものだ. オミクロン型による後遺症の報告は未だ乏しく, 今後の調査が待たれる処である.

Have a nice day!
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