(5329) 卵黄, ピーマンの苦みを抑制2024/06/03 01:45

ピーマン嫌いが卵で解決出来るかもしれない, と日経が報じている.

キューピーはピーマンの苦みを感じる仕組みを解明し, 卵黄がそれを抑制する可能性がある, との研究を纏めている.

子どもの苦手な野菜の代表格と言う汚名返上に期待が掛かる.

舌には苦み成分を取り込む 「受容体」 が 25 種類あり, 神経を通って脳に苦みの情報を伝達する.

25 種類の受容体の内, どれがピーマンの苦み成分 「クエルシトリン」 を検知するのかは未解明だった.

研究では, 25 種類の受容体を入れた細胞を作り, 舌に似た状況を再現した.

それぞれにクエルシトリンを加えて反応を調べた結果, 受容体 「TAS2R8」 がピーマンの苦みを認識している事が分った.

クエルシトリンと卵黄を混ぜて TAS2R8 に加えると, 認識する苦みが減る事も判明した.

実際に卵とピーマンを食べる試験では, 評価する人によって感じ方に差が出てしまうが, 今回の手法で客観的な変化を確認出来たと言う.

ピーマンはビタミン C やビタミン K などの栄養を豊富に含んでいる. キューピーは 「ピーマンを食べ易くする調理法, 商品の提案に繫げて行きたい」 と説明している.

Have a nice day!
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