(1598) 抗癌剤の功罪2014/07/11 03:29

東京大学の武笠 晃丈助教と油谷 浩幸教授らは, 一部の抗癌剤を使い続けると, 「グリオーマ」 と呼ぶ脳腫瘍が増殖し易くなる, とした論文を発表している.

抗癌剤の使用中に遺伝子の変異が修復されずに残るため, 脳腫瘍が増え易くなると言う.

癌を小さくする効果自体はあり, 使い方の工夫が必要と言う事の様だ.

代表的な脳腫瘍であるグリオーマは, 脳腫瘍全体の 4 分の 1 を占めていると言われている.

研究チームは, 腫瘍を切除した後で再発した患者で, 抗癌剤の 「テモゾロミド」 を使い続けた患者の約半数に, 特定の遺伝子変異を発見した.

脳腫瘍に使う抗癌剤はアルキル化剤とも呼ばれ, 一般に, 癌細胞の DNA にくっつき, 腫瘍が複製出来ない様に妨げ, 癌細胞が分裂・増殖出来ない様にすると考えられている.

今回の研究では, 腫瘍細胞に DNA の変異が蓄積し, 再発時に腫瘍の増殖に関する信号伝達が活発になっていた事が確認出来たと言う.

また, 癌細胞の働きを妨げる遺伝子の機能も抑えていた事が確認されており, 結果として, 癌が増殖し易くなるとみている.

油谷教授は 「抗腫瘍効果はあるが, 使い続けると逆の効果を持つ様になる. 一定期間使ったら別の薬剤に変えるなど適切な使い方が必要となる」 とコメントしている.

抗生物質の場合も, 使用し続けると耐性菌が出来てしまうと言う課題を抱えているため, 絶えず新規の抗生物質を開発する必要に迫られている.

薬剤の開発は, 或る意味, 「追い駆けっこ」 の歴史なのだ.

Have a nice day!
--------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@tcat.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.
・モニター希望者募集中. (詳細お問合せ下さい.)