(2044) 乳癌の薬剤耐性, 原因を特定2015/09/30 03:16

乳癌のホルモン治療後, 癌が再発し薬剤が効き難くなる背景に, 癌細胞を増殖させる遺伝子を活性化させる分子の存在がある事を, 熊本大発生医学研究所の中尾 光善教授らの研究グループが突き止めている.

果物にも含まれるポリフェノールの一種が, 遺伝子と分子の働きを抑制する事も分り, 中尾教授は 「新しい治療法に繋がる可能性もある」 とコメントしている.

中尾教授によると, 薬剤への耐性が出来る原因として, 遺伝子の一種 「ESR 1 遺伝子」 が知られていた.

研究チームは, 薬が効き難い状態となった癌細胞の同遺伝子の近くに 「非コード RNA」 という分子が多く集まり, 遺伝子を活性化させている事を発見したのである.

また, ポリフェノールの一種 「レスベラトロール」 を投与すると, 遺伝子と分子の働きを抑制し, 癌細胞の増殖が止まる事も確認できたと言う.

ポリフェノールは老化防止作用でよく知られているが, 癌が老化現象である事に鑑みれば, 納得の行く働きである様に思える.

乳癌以外の癌にも適用可能なのではないかと思うのだが, 今後の研究で明らかにされる事を期待したい.

Have a nice day!
--------------------------------------------------------
・この 「健康小話」 のブログは, はり・きゅう・マッサージ トミイ
(http://www.ne.jp/asahi/shinqma/tommy/index.html)
の院長のブログです.
・鍼・灸・マッサージ・按摩・指圧を初め, 広く, 東洋医学や健康, 人としての生き方等に関して, 日頃感じている事を書いて行きます.
・なお, 診療予約時, 「このブログを読んだ」 と言って戴いた患者さんは, 初診料が半額となります.
・往診も承っております.
・心や身体に関する悩み事など, 何でもお気軽にご相談ください.
(E-Mail : tadashi.fukutomi@tcat.ne.jp)
・English speaking clients are welcomed!
・Premium Healing Oil Massage is available!
・学割適用始めました.