(2535) 潰瘍性大腸炎発症に関わる遺伝子2017/02/03 02:55

大阪大の竹田 潔教授らは, 潰瘍性大腸炎の発症に関わる遺伝子を発見している.

遺伝子が作る蛋白質が, 腸内細菌の大腸組織への侵入を防ぎ, 大腸炎の発症を抑えている事が判明したのである.

潰瘍性大腸炎は, 腸内細菌が大腸組織に侵入して繰り返し炎症を起こす事が原因の 1 つとされている.

日本には 10 万人以上の患者がいると言われるが, 根本的な治療法がない潰瘍性大腸炎の治療の足掛りになると言う.

研究チームは, 大腸表面にある上皮細胞で活発に蛋白質を作り出している遺伝子に注目し, この遺伝子を持たないマウスを作り, 上皮を傷付ける薬物を飲ませた.

すると, 激しい腸炎が起き, 12 日間で 7 割が死滅した.

この遺伝子が作る蛋白質と腸内細菌を混ぜて顕微鏡で観察した処, 細菌のプロペラである鞭毛に蛋白質が結合し, 運動を妨げていた事が確認された.

蛋白質が大腸の上皮への侵入を防いでいる事が明らかになったのである.

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