(3153) 再生医療で 「白斑」 治療2018/09/24 02:28

紫外線から皮膚を守るメラニン色素を作る機能が失われ, 皮膚の色が白く抜けて行く 「尋常性白斑」 の患者に対し, 本人の皮膚細胞を培養して作った表皮細胞シートを移植する, 再生医療の初めての臨床研究に, 名古屋市立大病院が 7 月から取り組んでいる.

同病院は 「(白斑は) 生活の質に大きく関わる」 とし, 移植の有効性を確認して保険適用を目指している.

尋常性白斑では, 皮膚にある色素細胞が減少したり消滅したりして, メラニン色素が作られなくなる.

ストレスも一因と考えられるが, 原因は分っていない.

全人口の 0.5 - 1% が罹患しているとも言われ, 主にステロイド剤の外用などで治療する.

培養皮膚の移植は, 重度の火傷や, 生まれ付き体に黒褐色の痣があり皮膚癌の発症リスクが高いとされる 「先天性巨大色素性母斑」 の治療で保険が適用されるが, 尋常性白斑は対象外となっている.

臨床研究では, 患者の脇の下などから切手大の皮膚を採取し, 再生医療に関する製品製造などを手掛ける 「ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング」 (愛知県蒲郡市) でシート状に培養. 同病院で移植手術を行う.

最低約 50 万円の治療費は患者負担となるが, 同病院は約 20 件の治療を実施後, 費用の一部に保険が適用される先進医療として厚生労働省に申請する予定.

その後も治療を重ね, 保険適用に繋げたいとしている.

同病院の鳥山 和宏教授 (形成外科) は 「患者の皮膚を直接移植する従来の方法より広い範囲を治療できる. 施術後も皮膚表面の凹凸や色合いが目立ち難いと言うメリットがある」 とコメントしている.

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